エレガントな飛行機が好きだ。747 が好きだ。

| コメント(0)

 「ジャンボジェットは終わった」のような記事を2年くらい前から日本の記事では良く見かける。

 僕は結構飛行機が好きなので、興味の無い人よりはちょっとだけ詳しいかもしれない。単発機のライセンスから取ろうと思っている程度に好きだ。

 軍用機や、旅客機でも海上を飛ぶ便(日本ーハワイ、日本ーオージーなど)は4発エンジンの機体が必要だった。

 民間機は、米連邦航空局(FAA)の指針が変わって来たので、双発機(2発エンジン)でも長時間の海上飛行が許可される様になった。
http://hisajp.com/blog/news/2014/04/747.html


 777(200ERで最大離陸重量300tくらい)や787(787-9で最大離陸重量250tくらい)は2発エンジンで、747(最大離陸重量400tくらい)で4発エンジンだから、前者の双発機はエンジン2発で単位当たりの重量を負担しないとならないから、どうしてもエンジンの物理的に大きくなる。

 この辺りは燃焼効率の問題だから、物理的な法則である程度決まってしまう。温度を上げるには高度な材料が必要で点検の頻度も上がるだろうから、民間機としては採算性の問題も出てくる。

 ジェットエンジンはアイドリングに近い出力でもそれ自体が高いから、どうしても燃料を食ってしまう。
 じゃあ、4発のうち2発を停止させれば良いじゃないかと言うと、非常寺にはそういうこともあるが、普段にそうすると使わないエンジンが抵抗になるだけだし、4発中2発で長時間耐えられる設計でもないのだろう。

 軍用機は飛行距離に関わらず、ある程度の大きさの機体になると4発エンジンを忠実に守っている。
 軍用機のターボプロップの P3C、ターボファンでも川崎の P-1 でも、軍用機は4発エンジンがほとんどだから、エンジンのバランスが見た感じ小さく見える。

 それに対して前述の様に双発機(2発エンジン)だとバランスがかっこわるく感じる。私の脳みそが見慣れているバランスは過去を基準にしているのだろうから、2発エンジンが普通の若い人たちだと違和感は無いのだと思う。

 これがエアバスの A380 くらいにでかくなると、エンジンは2発エンジンなみに大きくなるが、全体が大きいし、4発機だからなのか、見た目のエンジンバランスに違和感が無い。


 エレガントだなあと思ったのは、この 747 で、
http://hisajp.com/blog/news/2014/08/lufthansa.html
なんというか、5.3L の V12 のジャガーのあのシフトレバーが銀色で細かったものや、古いメルセデスを感じさせ、脂が抜けた優雅さを感じる。

コメントする