ダイエットには「ガス入り液状の食物」が効果的=ただし炭酸はダメ

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AFP

【ジュネーブAFP=時事】健康的にダイエットしたいなら、「ガス入りの液状の食物」はいかが―。英・オランダ系日用品・食品大手ユニリーバの研究部門はこのほど、ジュネーブで開催された肥満に関する会議で、ある種のガスを用いて増量した液状の食物を取ると、満腹感が持続し、その後の食事量を減らせるとの研究結果を明らかにした。

 同社研究部門は24人の被験者に対し、ミルクセーキ状にした食物と、内容量はその半分ながらホイップクリーム製造に使われるものに似たガスを入れて増量した食物を与え、調べてみた。その結果、ガス入りの方が明らかに食欲を抑えることが分かったという。

 研究開発部門の責任者であるセルゲイ・メリニコフ氏はAFP通信に対し、「驚いたのは満腹感が1―2時間かそれ以上も持続することだ。満腹感は15分程度で失われることもあるため、これはまさにうれしい驚きといえる」と語った。

 同氏によると、ダイエット中の人にとって難しいのは体重を落とした状態を維持することで、満腹感を維持できる食物があれば食事量を減らせて好都合だ。もっとも、食物に入れるガスは何でもいいというわけではなく、炭酸飲料に使われる二酸化炭素は役に立たないという。同氏は、必要なのは食物内に安定して取り込まれ、胃に到達するまでに身体から抜け出てしまわないガスだと指摘している。

 ガス入りの液状の食物がなぜ効果的なのか、固形の食物では同じ効果はないのかという点に関しては、さらに研究が必要としている。 〔AFP=時事〕

http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_int&k=20080519017751a&rel=y&g=afp

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