埼玉の焼き肉店など8割「生食用」使わず

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7月7日16時33分配信 産経新聞

 レバ刺しやユッケなど肉の生食は根強い人気があるが、生食肉の料理を提供している埼玉県内の焼き肉店や居酒屋計137店舗のうち83%にあたる114店舗が、「生食用」の表示がない食肉を材料に使っていたことが同県の6月の調査で分かった。

 肉の生食などが原因で発生するカンピロバクター食中毒は昨年、全国で416件(約2400人)に上り、最も多い。厚生労働省は警戒を呼びかけている。

 「生食用」の肉は鮮度を基準にしていると思われがちだが、厚労省の通知では(1)食肉処理場でほかの内臓と処理を分ける(2)作業員の手指を消毒する−など特別に管理した食肉を「生食用」と表示できる。県は「生肉を提供する店は増えているが、鮮魚を扱う感覚で、当日、処理された新鮮な肉なら大丈夫と思ったようだ」とみている。

 東京都健康安全研究センターの甲斐明美参事は「病原性大腸菌O157やBSE(牛海綿状脳症)が社会問題化した時と比べ、生肉を食べるのに抵抗感が薄れているのではないか。いくら新鮮でも『生食用』の表示がない肉は感染リスクがあるという認識を店側も持つべきだ」と警告する。

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最終更新:7月7日17時7分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080707-00000091-san-soci

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