大豆製品に肺がん予防効果 ただし非喫煙男性のみ

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2010年2月6日4時33分

 たばこを吸った経験が無く、豆腐や納豆など大豆製品を多く食べる男性は、あまり食べない男性に比べ、肺がんになるリスクが低くなる可能性があることが厚生労働省研究班の大規模調査でわかった。大豆に多く含まれる「イソフラボン」が関係しているらしい。
 研究班は、45~74歳の男女計約7万6千人を最長11年間追跡。一日に食べる大豆製品の量により四つの集団に分け肺がんの発症率を比較した。
 その結果、たばこを一度も吸ったことがない男性に限って比べると、大豆製品を一番よく食べる集団(イソフラボン換算すると豆腐約200グラム)は、最も少ない集団(同約40グラム)より肺がんになるリスクが57%低かった。豆腐40グラムはイソフラボン換算で納豆3分の1パック相当という。
 喫煙しているか、過去にたばこをやめた男性では、大豆製品の消費量による差はなかった。女性も大豆製品を食べる人の方が肺がんリスクは低い傾向が出たが、統計的に有意な差は出なかった。
 イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをし、乳がんや前立腺がんを予防する効果があるとされる。
 研究を担当した国立がんセンター予防研究部の島津太一さんは「たばこをやめても効果がないのは、喫煙による遺伝子レベルのダメージが残っているからではないか」と説明している。(岡崎明子)

http://www.asahi.com/science/update/0205/TKY201002050328.html

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