<動画>困ったのときのスマホの充電場所に
Reuters
2014年08月21日
マーク・ウッズは公園であるものを見つけ、元気を取り戻した。といっても彼のことではなく、彼の持っている電話機の話だが。彼はSoofa(スーファ)に自分の電話機を接続した。これは、どのデバイスであっても、USBケーブルを通じて充電できるベンチなのである。
カリフォルニア州住民であるウッズは次のように語る。「ソーラー発電により電力が供給される空間を持つことは、グリーン・エネルギーに有益なことであるが、人々にサービスを提供する都市にとって本当に将来の予兆であると思う」
ボストンで試験プログラムを実施

バッテリーに充電しているのはマークだけではない。この夏、ボストンの公園にかなりの数の充電ステーションが設置され、人々がハイテクを利用した座席空間に対しどのように反応するかを計画的に評価するために全市にわたるパイロット・プログラムが実施されている。
このベンチの創作者であるチェインジング・エンバイロンメンツのユッタ・フリードリクス、サンドラ・リヒター、ナン・ジューの3氏は「スーファは1つ以上の方法で人々を結びつけている。デジタル・デバイドにより生じた障壁のいくつかを取り除く新たな社会空間である」と語っている。
チェインジング・エンバイロンメンツ共同創設者でスーファの創作者の一人であるユッタ・フリードリクスは次のように語る。「人々は常にベンチを共有していて、そこには雑談やお互いに出会う機会がある。特にデバイスを接続するときにはそこが大事な場所になる。これは、新たなウォーター・クーラーのようなものだ」
これだけが、さまざまなデバイスにジュースをたっぷり与えてくれる。30ワットのソーラー・パネルにより約20の携帯電話端末を完全に充電できる電力を蓄えることができる。このベンチは、デバイスの充電のほか、研究者や都市計画家に対しデータ提供も行うインフラストラクチャー・ハブとなることが計画されている。
さまざまなセンサーを取り付ける計画も
チェインジング・エンバイロンメンツ共同創設者でSoofaの創作者の一人であるナン・ジューは次のように語る。「当社のベンチは4G LTEを利用し実際にインターネットに接続されており、利用者数のデータ、サーバーに集めているソーラー発電量に関するデータなどをアップロードしている。将来的には、地域の必要性に応じその他のセンサーを提供することも考えている」
プロジェクトが非常に成功しているので、スーファを他の都市にも展開し、電話の充電をしている間に一休みできる場所を提供することを計画していると、このチームは語っている。
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ナレーションはすべて英語です(音量にご注意ください)
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