科学的根拠はなにかというと、「再現性があること」といえると思います。
「再現性」とは「別な人は同じ方法でやっても同じ結果になる」ということで、「同じ方法をしても同じ結果にならなかった」となると、「再現性が無い(または再現性に乏しい、再現が難しい)」といえます。
運動や健康面、トレーニングでの再現性の難しい所は、「同じことをしても同じ結果にならないことも結構ある」ということです。
なぜかと言うと、「記述してある以外の様々な用件が影響をして、要求とは異なる結果がでている」または「要求と実行精度がずれている」というような事でしょう。
例えば、「オリンピックで 100m を優勝した選手と同じ練習をしても同じ結果にならなかった」とします。
「そりゃあそうだろう」と多くの方が感じる気がします。オリンピックじゃなくて野球やサッカー、それ以外でも同様にいえるでしょう。
これは「練習以外の用件が分からない」ためで、それらの「不明な用件」は「遺伝」「身体の違い」「性差」「そこに至るまでの行程の違い」など上げればいくらでも出てきます。
また試合なら、「運」「ゲーム性」などの自分ではコントロールできない要素も絡んできます。
このような「不明な用件」が多いほど再現性は低くなります。
トレーニングでいえる再現性とは、今回上げた「オリンピックで優勝」の例とはかなり離れていて、「増量」「減量」「筋肉の質の変化」「心肺機能の向上」のようなかなり大枠に分類される範囲のものです。
このような大枠に分類される範囲では、「用件」が限定しやすいため、再現性は高くなります。
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