ベジタリアンと身体作りについて考えてみたいと思います。
まず、ベジタリアンというのが日本語では「菜食主義者」と訳され「植物性食品しか摂らない人」と想定する方もおられると思いますが、それはあまり適切では有りません。
通常のベジタリアンでは、「殺傷をしなければ良い」となっているので、「玉子」「牛乳」「ヨーグルト(ラッシー)」などは構わないとされています。
それらを摂らないのが「ヴィーガン」と呼ばれる戒律(?)の厳しいベジタリアンです。
日本語で想定する菜食主義者に近いのはこの「ヴィーガン」です。
ただしこれも、「ヨーグルトには乳酸菌がいるから、摂るとそれらを殺傷してしまうからダメ」というのが理由で、動物性を直接的に禁止しているわけではありません。
菜食主義者の食事において日本の料理では精進料理が上げられます。これは動物性や、根植物(根絶やしに繋がる)もいけないとされており、この方が厳しいかもしれません。
ベジタリアンが宗教なのかというと、近い関連はありますが直接的にあるのではなく、宗教的な戒律を訳するとベジタリアンという技法になる、というものだと思います。
これが精進料理だと、宗教色が直接的に関与してきます。
現在、欧米でいわれるベジタリアンは結構普通な感覚で、「ちょっと肥っちゃったから、今日からベジする」というような具合でベジタリアンメニューにしたりします。それが継続するのかというと人によりけりで「今日だけ」という方もおられます。また「ベジタリアンメニュー」は一般的なレストランでも普通にあります。
これは日本で「今日は健康的な食事にしよう」というような感覚だと思います。
日本ではカツオ出汁が普通ですが、ベジではこれはダメとなります。
その割に「玉子や牛乳は良い」というのは、日本の感覚だとありえないと感じる方も居られると思います。
精進料理、ベジタリアン
http://hisajp.com/blog/sportsandwellness/2008/09/vegetarian-meal.html
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