姿勢と気の流れ2

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 慣れないうちは良い姿勢をとるのに力みがでます。筋を緊張(出力)させて姿勢を保っているからです。

 そういう段階では、たとえ停止状態で良い姿勢が出来ても、一歩歩くと姿勢が崩れることになります。筋の緊張が歩く事で崩れるからです。

 この段階では、1歩歩いて停止したときの重心位置がさっきと違います。せっかく良いバランスを取ったのに、そこに収まらないで、あっちの方(?)にずれている。

 良い重心位置を保ったまま歩ける様になるには、ちょっと時間がかかります。
 大抵の競技は走るので、それになるともっと難しいです。


 私は何事も不断(普段)の生活の延長と考えます。これらが出来ないと特別な事はなおさら出来ないからです。不断(普段)の生活の中でここを少しずつ自由にコントロールできるように、ちょっとずつ良くしていきます。
 そういう練習には、躾けや茶道などは非常に良いと思います。


 練習方法です。
 最初は何も力を入れないで、1時間でも2時間でも立っていられる様になることを目標とします。
 だから、レッスンとしても何もしない、というか、何もできない場合があります。本人が感じられなければ、感じられる様になる迄待つしかありません。

 こういう地道なレッスンは楽しい人には楽しいでしょうが、まあ、そんな事していても大抵は面白みが感じられないでしょう。
 そのため、大抵はその辺りをご自身の生活の中で練習してもらえる様に、感じれるポイント作りなどをします。


 それを不断の生活の中で、感じ取れる様になるまでご自身で練習していただく。
 最初のうちは進歩を感じないまま数ヶ月掛かりますが、いつの間にか出来る様になります。

 そうなったときは、一歩抜けたと考えてください。


2014/9/28 改訂
2008/3/4 初版

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