姿勢と気の流れ4 一日の体温の変化

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 目が覚める1時間程度前から体温がひとりでに上がってきます。やがて体温が上がった事により目が覚めます。
 人間は夜目が効かない昼行性の動物ですので、自然の摂理では朝日の上がる前に体温が上がり始め、やがて目が覚めるわけです。朝日とともに起きる生活です。


 夕方から夜の始めが運動に適しているのは防衛本能の名残といわれています。肉食の夜行動物の起き始めの夕方から早い夜にかけて、逃げられる様にしたためと考えられています。


 その危険な時間が過ぎると、身体が寝るモードに移行していきます。
 寝る前に手のひらや足の裏が温かくなるのは、体幹の温度を下げて寝る為の準備なのです。子供にはこの現象が良く現れますが、それは規則正しい生活をしているのも理由としてあるでしょう。
 放熱が終わると手のひらや足の裏なども含め、全身の体温が下がります。そして眠りに入ります。
 「足が寒くて眠れない」というのは矛盾する様ですが、暖めてあげると体幹の温度が下がるので寝付きが良くなります。


 現代人となった今でも、規則正しい時間で生活されている方はこの体温の変化が働きますが、不規則な生活の方や交代勤務などの方はこの働きが悪い様です。

 この体温の変化の働きが良いと毎日を快適に過ごせるように思いますが、きちんとしたデータは多分無いでしょう。快適ということ自体が曖昧です。


 また、規則正しい生活か、そうでない生活かで、健康を保てるかどうか。
 これは人により対応力が異なるようです。不規則で平気な人がいれば、体調が悪くなる人もいます。
 この対応力の差の原因もよく分かっていませんが、この辺りの働きが関わっている様に思います。

 いくつかシリーズでこれらを書いていきます。

2014/9/28 改訂
2008/3/6 初版

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