トレーニングとは? 2、トレーニングとは問題を解消したり特性を向上させるという、明確な目的を持って行うもの

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 競技成績の向上の為に行うトレーニングだとすると、
1、身体測定や動態検査などで、優れている点、劣っている点を出し、
2、優れている点を伸ばし、弱い点を強化する
という事の繰り返しになります。

 もちろん、状況によりそれぞれ異なり、例えば、
 「今年で卒業で最後に良い成績を出したいので、弱い点には目をつぶり、良い点を伸ばす事に特化し、競技成績を上げるほうがよいだろう」
となったり、

 「この選手は 100m 選手を目指しているが、筋特性や心肺機能からすると 400m の特性が非常に優れている。今年を入れて3年間有るし、その後も社会人になってから続ける意思があるようなので、身体特性に向いている競技へ転向を勧めるのも方法だろう」
となるばあいもあります。

 但しこれは、どこまでトレーニングとして捉えるか、という事も出てきますので、大きなスパンでは上記のような見方をし、短期的には問題を解消したり特性を向上させるものとなることがほとんどです。
 
 
 
 高齢者の方の転倒予防のトレーニングだとすると、
「身体に無理しない範囲で、やれるところからやって行きましょう」
というようなものになります。


 健康増進の為のトレーニングだとすると、
「メタボリック症候群の改善の為のトレーニング」であったり、
「運動不足の防止の為の日々のトレーニング」であったりと様々でしょう。


 美容(シェイプアップ)の為のトレーニングだとすると、
「健康的に見える為のボディバランスの向上の為に筋肥大を伴い、体脂肪率の減少を計る」
の様になるでしょう。


 このような目的に応じ、いくつかの技法の中から適したものを組み合わせるとなります。
 
 
 
 
 例えばウォーキングというものをどう見るかですが、通常は
「誰にでも簡単にできる運動です」
と紹介される事が多いですが、

「では寝たきりの人はどうするのか。人により出来る出来ないが有るのでは、トレーニングとして有効ではない」
ともなります。


 特定の条件下でしか出来ないものは、その種目の善し悪しではなく、
「トレーニング全体の組み立て方として正しくない」
と言う事なのです。


 ここを間違うと、
「ウォーキングは有効でない。なぜならば寝たきりの人には出来ない」
「レジスタンス運動は危険で危ない。高齢者の方が足の上に落として骨折したら入院してしまい、本末転倒だ」
というような局所を見る形になり、これは避けたいものです。

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