初心者のレジスタンストレーニング 10、正しいフォームの取得の為にバーベルを用いる

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 正しいフォームの取得の為には最初はバーベルを用いるべきです。

 バーベルの利点

 バーベルを使う理由としては、左右の動作が制限される事により、
・関節の可動範囲が安全に保ちやすい
・アライメントの補正が期待できる
等が挙げられます。


 関節の可動範囲が安全に保ちやすい

 例えばバーベルベンチプレスですが、これはバーが胸でつかえる為にそれ以上下がらなく肩のローテーターカフに無理な伸展が掛かりにくい事などが挙げられます。

 対してダンベルでベンチプレスを行う場合には、胸よりも下に下がる為、ローテーターカフが無理に伸展させられたりして、障害に繋がる場合が考えられます。

 怪我や故障に繋がるのは正しいフォームとは言えませんので、ほとんどの種目では、バーベルで正しいフォームや可動範囲というような基本を覚えてから、ダンベルで発展的に行うと考えるべきでしょう。


 アライメントの補正が期待できる

 このアライメントの補正が期待できるという点ですが、例えばバーベルを用いたベントニーデッドリフトでは脊柱のアーチや左右のねじれの矯正に役立ち、パワーの向上につながる事が知られています。

 通常の人間は左右のどちらかが先行して動く為、それはダンベルのような左右で持つものでも同じ様に働くと考えられ、そうするとダンベルを用いて行うと、それによりアライメントのずれは同様の方向に拡大すると考えられます。
 このようなアライメントのずれの拡大は、左右比対称なため無理な動作があり、やがて怪我や障害へと繋がる恐れが有り、あまり欲しくない事です。

 しかしこれをバーベルで行う事により左右ほぼ同じ位置から挙上し、挙上動作も(比較的)左右対称に行われる為に、アライメントが矯正されるものと考えられます。
 このような点は、ダンベルでは得れないところです。
 
 
 
 バーベルの欠点

 このように良い事尽くめに思えるバーベルですが、欠点もあり、それは
「本格的にトレーニングを行うには、ラックが無いとどうにもならない」
という事です。

 軽い重量のうちは他のものを使う事で(イスの背、棚など)代用できますが、男性の方が本格的にトレーニングする場合は、ラックが無いとスクワット等が出来ないとなります。

 これは場所を取るのでホームトレーニーの方には厳しいときも有ります。

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