初心者のレジスタンストレーニング 4、初期段階の説明3

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 どのような種類の運動を開始する場合でも、健康面の確認は必要です。
 ある程度の期間運動をされていなかった中高年の方は、必ず行うべきでしょう。

 これは危険の予防の為です。


 ACSM(アメリカスポーツ医学会、American College of Sports Medicine)などでは、運動への指針を都度発表しており、それには運動を始めるにあたってのスクリーニングやリスクファクター(危険因子)等の指標が有ります。
http://body-labs.jp/screening.htm


 レジスタンストレーニングは、無酸素性運動域で身体活動(トレーニング)を行う事で筋肉に働きかけるものですが、これは心拍数で言うと、いわゆる有酸素運動より遥かに強度なため、簡単に言うと呼吸循環器系(肺や心臓等)への負担が高い訳です。

 それが直接の危険を及ぼすかと言うと健康な人ではあまりそうでは無いのですが、何らかの疾病や、あまり活動的でない生活習慣の方や、喫煙や過去にその経験等がある方では、場合により危険な方向に働くかもしれない、と考えられます。

 そのような事を防止する為に、スクリーニング等を行い、場合により運動強度を下げたりします。


 これによると、健康状況を大まかに3段階に分け、それぞれの運動強度は以下の様になっています。番号が若いほど運動強度が高くなります。

1、最大酸素摂取量の 60% を越える激しい運動が出来る。
2、60分間程度快適に継続可能な最大酸素摂取量の 40% ~ 60% の
  運動プログラムができる。
3、医師による医学的検査や運動負荷試験を受ける必要がある。


 そのため、何が何でも強強度なレジスタンストレーニングをするという事は適切でなく、それぞれに応じた適切な強度の設定が必要となります。


 運動強度の目安は、本来は最大酸素摂取量に対しての運動強度で表すべきものですが、現実的にはそれを計る事はあまりなく、通常は主に心拍数で運動強度をコントロールする事が多いです。

 それは例えば、カルボーネン法での目標心拍数の設定であったり、または主観的運動強度(ボルグの指標)であったりします。
http://body-labs.jp/hrreserve.htm
http://body-labs.jp/rpescale.htm

 また、目標心拍数を設定した場合は、6秒法なり10秒法で心拍数を計るか、または心拍数計(ハートレートモニター)で計る必要が有ります。

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