姿勢と気の流れ8 腰回し

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 腰回しをここで書くのは初めてかもしれません。

 腰回しをする場合は、一つ前のページの四股や一連
http://hisajp.com/blog/sportsandwellness/2008/04/attitude-and-qi7.html
をした後、バレリーナ立ち(1番のポーズ)の前が良いでしょう。

 これは、大転子の辺りの稼動がギスギスする感じを受けた方や痩せ過ぎの方、または足裏の接地感が悪く感じる方や重心バランスが取りにくい方はされると良いと思います。

 また、どうも身体がしっくり来ないときなどにもけっこう楽にできる調整法です。

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a, 中立位置で立ちます。

b, 腰の位置に手を置く。
 大天使の辺りの動きが悪く感じる人や、バランスが取りにくい方は、左右の大転子(大腿骨関節<股関節>のグリグリしている所)に横から手のひらをやや強めに当てる様にしてもよいです。

c, 身体の中心軸を保つ。

d, 腰だけを左右のどちらかに移動し、頭の位置は最初に位置に置いておくようにします。

e, そこからゆっくりと片方向に数回回す。
 腰のグリグリを押さえている方は、その位置を押さえていてください。
 早く回す必要はありません。


 前頁の
>3、腹式呼吸(中立位置で数回。左〜中立〜右と重心を移動しつつ数回)
の時は、頭の位置は腰骨の真上に乗っていましたが、これは頭は常に足の位置の真上になります。


  正面図

    ○     頭の位置はぶれない
   / \
  /   \
 ==   ==  腰だけぐるぐる回す
 \\   //
  \\ //
   ー ー    足の位置はぶれない


 この時、足の接地位置と頭の位置は変わらずに腰だけ回し、頭の位置はずれない様にしましょう
 鏡を見ながら行うか、撮影すると良いです。
 腰に連れて頭がグルングルンと大きく回るようだと良くないです。

 また、胃の辺りが落ちくぼんでいないか、でっちりやヘッピリになっていないかを確認しながら行ってください。


f, やりやすい足の幅が有るので、適度に探ってください。
 姿勢矯正の効果としては数回回せば良いでしょう。
 ただし最初で分からないうちはもっと回しても良いでしょうが、きつい場合も有るのでそのときは適度に終えましょう。徐々に上手くなる様にしてください。

g, ある程度出来たところでいったん中立へ戻す。

h, 今度は先ほどと逆の方向へ腰を出し、そこから逆方向へ同じ程度回す。

i, 必要に応じて、四股に戻る。


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 簡単ですが、中心軸を作り頭を回さない様にするのはのは難しいです。


 慣れて来たら回す際に
・ペルビック(骨盤)の傾斜を強めるのか
・脚で回る様にするのか
を試すともっと良いでしょう。

 大抵は脚で回しているので、ペルビックの動きにするとすごく疲れます。この方がやがて高度な動きに繋がります。
 ペルビックの動きになるとエッチいので、人前でされるときは気をつけてください。


 また、大腿骨関節の調子を整えたいときは脚で大きく回すと稼動が広くなるので良い様です。

 立ち位置(立ち姿勢)を整えるときは、まずはこれが大きく行える様になる必要があります。
 それが充分行える様になったら、輪の直径を徐々に小さくしていってください。
 その収束した位置が、腰の前後左右のバランスが中立の位置なのではないかと思われます。


 腰痛のお持ちの方や妊娠中の方は気をつけて様子を見ながら行ってください。


2014/9/28 改訂
2009/4/6 初版

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