調整には、活動前に行うものと休む前に行うものの二つがあります。
今回は、活動前に行うと良いと思うものをいくつか書きます。
目的は、身体が動きやすくなる様に、体温の上昇などをさせたい為に行います。
行うタイミングは、朝の起きて暫く後と、運動などをする直前、活動の合間(一服して仕事を再開するとき)などです。
朝に行うときは、起きて朝一番に行う方が効果が高い様に感じます。
寝ている間に冷えていた体温は朝になるにつれて自然に上がりますが、それを軽い運動でさらに上がる為に余計そう感じやすいのだと思います。
しかし心肺への負担は逆に高くなるはずなので、リスク要素(各種既往症)のお持ちの方は無理をしない様にされてください。特に寒い冬の時期は部屋を暖めておくと良いです。くれぐれも気をつけて行うようにしてください。
また、事前に暖かいお茶を飲んだりするのも良いでしょう。
朝食をする前にこのような軽い調整でもしておくと、お腹の調子も良く感じます。
運動量そのものは心拍数が大幅に高くなるような強度ではないです。
出来れば、正面に鏡が有ると良いでしょう。
また今回書くこれらの方法は科学的エビデンスが有る訳では有りません。ただし当事者の方に主観的判断をお聞きすると、ほとんどの方が良い方向に感じています。
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1、四股(2、3回)。
2、四股捻転(四股の姿勢での左右の肩入れです。片側1~2回)。
3、腹式呼吸(中立位置で数回。左~中立~右と重心を移動しつつ数回)。
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1、四股(2、3回)。
http://ameblo.jp/futenou/entry-10003634881.html
(普天王関のブログです)。
このページの1の写真の姿勢をしてください。
・足幅は最初は適当で良いです。何回かやるうちに決まってきます。
・背筋をまっすぐに伸ばした姿勢から、重心をまっすぐ下げるようにする。
・臑と上体を平行にする。
・膝(大腿)と足(フット)の方向を一致させる
・下がった位置から最初の立ち姿勢に戻す。
・最初のうちは何度かやりつつ、足幅、足の向きを調整し、一連の動きがスムーズになる様にする。
・最初は膝や股の動きなどを見ても良いが、出来て来たら正面を見る。
・顎を出さない。
慣れて来たら2、3回で腰の具合が決まると思います。
慣れないうちはすぐ疲れるので、疲れて悪い姿勢で行ってもあまり良くないですから、そこで止めて良いです。
慣れてきたら、肘を膝の上に乗せる、げんこつを床に着ける(立ち会いの姿勢)などして下がった位置で揺すったり捻ったりして、別な刺激を入れてみてください。
写真を撮って決まっていないときは見直してみましょう。
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2、四股捻転(四股の姿勢での左右の肩入れです。片側1~2回)。
イチロー選手がネクストバッターサークルで行う動作です。
先出の1の写真の手のひらを膝に付ける姿勢をとり、肘を伸ばし、肩を入れる様にします。
まず最初は中央で首を上げ下げするような感じです。
次にその姿勢から左右に捻って、左右の肩入れをします。
これを数回行ってください。
何度か立ったりしゃがんだりするのも良いです。
2014/9/28 改訂
2009/4/4 初版
(続く)
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