体力レベルとトレーニングの発展 1、概論

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 体力と、医療、リハビリ、トレーニング、コーチング等の関係は上の図の様になります。
 この図は2009年に行われた JATI 総会の講習で見たものをベースにしており、該当の図が総会資料に見当たらないのですが、栄養研の宮地先生の出典の様に覚えています。ご認識の方、不備な点をご指摘くださると助かります。


 今回は、医療と、トレーニングやスポーツの関係を考えてみたい。
 医療関係者の方から適切でないとお叱りを受けるかもしれないが、ご容赦いただければと願う。

 一般的な概念として書いていきたい。

1、治療中の段階
2、リハビリの段階
 治療中やリハビリ中は運動はしなく、回復に専念する。

3、トレーニングの段階
 トレーニングは、健康である事から始まる。
 健康だとしても、段階によって違うので、初期の段階では運動に適した身体にする事から始まり、徐々に体力の向上を目指す。
 無理をするとけがや故障に繋がる。
 体力の向上にはいろいろな範囲が含まれ、これがトレーニングの範囲でありトレーナーの仕事となる。

4、コーチングの段階
 競技では、競技技術の向上が必要である。これがコーチや監督の仕事である。
 基本的な事をいうと、選手は個人の体力と技術の向上をめざし、トレーナーは監督やコーチの目指す試合展開に必要な体力を作り、コーチは個別技術の向上を助け、監督はチームの成績の向上が仕事である。
 団体競技と個人のそれとでも若干異なる。

 体力が追いついていない状態で、それを超える要求をすると、選手のけがや故障に繋がる。
 そのため要求が高度になるにつれ、体力全般の向上や細部の強化なども必要になってくるので、選手、トレーナー、コーチ、監督のそれぞれが協力しながら、総合力の向上を狙う事が重要になる。

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 一般的にビルディングやシェイプアップと呼ばれるものは、ほとんどがトレーニングの範囲となる。
 男性のムキムキや適度なマッチョになるのも、女性らしい身体も、そのほとんどはトレーニングで作る事が出来る。
 トレーニングと言ってもいろいろなものがあり、筋トレだけがトレーニングではない。それぞれで適した方法を選ぶ事が重要である。

 減量もここに含まれ、医療のレベルではない。
 医療的な減量が必要なのは、BMI 30 を超えるような病的な肥満での治療であって、健康や美の追求とは異なる。
 病的な肥満でない限り病気と扱われないので、美容整形が担当する。

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