漢方の食材の考え方3 体質の考え方

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 漢方は体質によって適した食材があると考えられているので、その体質を判断する必要があります。

 判断の方法ですが、先に書いた様にその人の体質を「実ー虚」と「温ー冷」の二つの軸で分けて考えます。
http://hisajp.com/blog/sportsandwellness/2008/08/kampo1.html

 これの判断方法には明確なプロトコルがある訳でなく、現在の医療で使われているような組織検査をする事もないです。
 「どのように見えるか」「どのような事になっているか」を経験とを元に考える事が多い様です。

 以下はあくまで私の使用している例であり、その流派?や考え方で変わるのでご自身で勉強されてください。


 「実ー虚」は、簡単に言うと「身がつまっているかどうか」で筋肉質か脂肪質かを見ます。
・実 
  固太り、色黒、肉を好む
・虚
  皮下脂肪が多い、色白、野菜や果物を好む


 「温ー冷」は、その人が「暑がり」か「寒がり(冷え性)」かと体温を見ます。
・温
  汗っかき、活発、水を飲みたがる
・冷
  寒がり、冷え性、活動が弱い、水を飲みたがらない
 
 
 
 このような例をいくつか組み合わせて、その人の体質を
「温実」「温虚」「冷実」「冷虚」の4通りに分けるか、
 または前回説明した様に「実温体質」「虚冷体質」の2通りに分けるかとします。

 慣れてくると見た目で何となく分かる様になり、それを日頃食べている食材や活動内容をお聞きする事で裏付ける場合もあります。
 ご家族や近くにおられる方を見ながらや、テレビ番組などで見る方などで連想してください。


 そしてそれぞれの体質に合った(正確に言うと体質を補完する性質を持った)食材や料理方法を選ぶ事にします。

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