減量時の食事2 体重体脂肪率の増加の原因と、減量が必要な場合。

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 まず考えていただきたいのは、体重や体脂肪が増加したのは、今までの摂取量が多かったのが原因です。
 摂取カロリーが消費カロリーを越えていなければ、体重や体脂肪は増加しません。

 たとえ環境の変化(下記参照)でそうなったとしても、ご自身の行動の結果であるという事を認識してください。
 厳しいようですが、これから先は医療費がどんどん高くなってくるでしょうから、自分の健康は自分で守るくらいの考えが重要に思います。

 そのためには、日々の食事をコントロールし体重管理をすることが大切で、もし体重が増えたとしても大きく増えてから慌てるよりもこまめに対応する方が楽でしょう。 
 
 
 
 体重増が起こる原因として、以下のような環境の変化が考えられます。

・職場環境の変化(外回りからデスクワークへ変わった)
・結婚して食事が規則正しくなり、かつ量が増えた(結婚前は朝食を抜いたり、食べないで寝る事があった男性に多い例です)。
・結婚して主婦になり外出が減った。
・妊娠、出産。
・薬を服用する様になった。
・高齢化


 また、このような体重の増加では、ほぼ脂肪だけが増加する場合と、脂肪増加で体重が増えるのに伴い筋肉が若干増える場合も有りますが、主として増えるのは体脂肪です。
 逆に、全く脂肪だけが著しく増えるかと言うと、それはあまり無いです(下記参照)。この様な例は、例えば薬の服用や、体重増加が数年続き運動不足の期間が継続しているような場合に多い様です。

 どちらの場合も、体重の増加前と較べ、除脂肪体重と体脂肪の割合比率を確認すると良いでしょう。

例:
元  体重 60kg、体脂肪率15%(除脂肪体重51kg、体脂肪 9kg)

ー> 体重 63kg、体脂肪率18%(除脂肪体重51.66kg、体脂肪 11.3kg)
ー> 体重 66kg、体脂肪率20%(除脂肪体重52.8kg、体脂肪 13.2kg)
ー> 体重 70kg、体脂肪率25%(除脂肪体重52.5kg、体脂肪 17.5kg)

ー> 体重 80kg、体脂肪率30%(除脂肪体重56kg、体脂肪 24kg)
ー> 体重 80kg、体脂肪率35%(除脂肪体重52kg、体脂肪 28kg)
ー> 体重 80kg、体脂肪率40%(除脂肪体重48kg、体脂肪 32kg)
 
 
  
 脂肪の増加が多い体重増は、健康上の問題を起こす場合があり、また審美的な要素に与える影響が有るので、適度な減量を行う事が望ましいでしょう。

 減量が必要な目安としては、メタボリック対策で言われるようなヘソ回り周囲を男性 85cm、女性 90cm とし、かつ血圧やその他を判断し、基準を越えていれば減量する様にされると良い様に思います。

 審美的要素であれば、著しい体脂肪率の低下に気をつけ、体重の適正化が必要でしょう。


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 今回のシリーズで書く物は、健康増進や審美的、または競技に向けての痩身です。病気の例が出る事も有りますが、それは病気治療の為ではなくサンプルとしての事例です。病気治療の場合は医療機関に問い合わせください。
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お勧めの本
http://hisajp.com/blog/recommended/recommend1.html

http://hisajp.com/blog/recommended/recommend2.html

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