初心者のレジスタンストレーニング 20、スクワットの際の足首の背屈(屈曲)角度

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 スクワットがうまく出来ない例として、足首の屈曲が浅いて、深くしゃがめないことが上げられます。

 このような場合では、足首がきちんと屈曲しないため臑が立ったままになるので、深くしゃがむと後にひっくり返りそうになります。

 そのため、きちんとした「スクワットのフォームが取れない」となります。


 本来足首は、踵を床に着けたままでも、膝がつま先よりも前に出るくらいの背屈(屈曲)角度を持っています。

 ときどき、
 「足首の柔軟性が低くて問題のある人は、踵に板を入れるなりして、後にひっくり返らない様にしましょう」
 というような説明を見かけます。

 この様に「足首の柔軟性」に問題が有るとしているものあるのですが、もしそうだとすると、アキレス腱やふくらはぎの筋の柔軟性に問題が有るとなるのですが、実はこれらの部位の緊張で足首が曲がらないというのはあまり無いです。

 そのため、踵に板を入れるのは対処療法となり、本来は正しい方法でないと思います。


 この足首が曲がらない原因となっているものは、大抵は足裏のアーチの不足によるショパール(横足根)関節やリスフラン(足根中足)関節の背屈(屈曲)角に制限が掛かっている事で発生する事が多いです。


 そのため、スクワットの際に足首がきちんと曲がらない場合は、うちみたいなところで原因をきちんと探るのが大事です。

 その状況により、ちゃんとしたインソールを作ることや、足裏の強化などを行う事が良いでしょう。

 こういうのは相当マニアなところでないと分からないでしょうから、普通のお店や機関では無理だと思います。
 また、ちゃんとした所だと「どうしてそうなっているか」がきちんと説明できます。
 そういう説明が無いところは「原因が分からない」という事です。


 足裏の強化は、足裏ニギニギタオル引きなどがあります。
 また、青竹踏みや足のマッサージも有効です。

2014/10/26 改訂
2008/12/03 初版

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